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オンラインハッキングにハマっていたあの頃
こんにちは!ぽんたこすです。
皆さんはWartchDogsというゲームをご存知ですか?
ハッカーがハッキングスキルを駆使して復讐したり悪い奴から善人を助けたりするゲームです。シリーズとしてウォッチドッグス2、ウォッチドッグスレギオンがリリースされています。基本的にはキャンペーンモードを進めていくわけですが、ウォッチドッグスにはオンラインプレイがあります。
オンラインハッキングモードを選ぶとリアルタイムでウォッチドッグスをプレイしている他プレイヤーがいるセッションに侵入して、他プレイヤーに見つからないようにハッキングで端末の情報をダウンロードすれば勝ち。バレて制圧されたら負けといったかくれんぼと鬼ごっこを合わせたよなルールのゲームです。
そんなウォッチドッグスのオンラインハッキングに激ハマりしましてね。学校がない日は一日中遊んでいたわけですよ。自分がハッキングするのも好きだし、誰かにハッキングされるのを待って撃退するのも好き。気づいたときには上位1%のプレイヤーになっていました。
侵入してくるプレイヤーは全員強敵です。オンラインハッキングでターゲットマッチングを行うと他プレイヤーの情報が出てくるんですよ。「弱い」とか「普通」とか「強い」とか。僕のランクは「とても強い」と表示されているので、そんな奴とマッチングしかける人なんて強者しかいないんですよね。(どやっ)
そんな感じで全国のハッカーたちと切磋琢磨しながら過ごしていたのですが、段々と普通のハッキングにマンネリを感じまして。飽きてきたんですよね。普通に戦っても面白くないな、って。
自分では抑えきれないイタズラ心
ここで改めてオンラインハッキングのルールを説明します。
▼侵入される側のプレイヤー
・侵入者を見つけたら引き分け
・侵入者を倒したら勝ち
・侵入者には攻撃可能
▼侵入する側のプレイヤー
・相手のスマホ端末のデータをダウンロードしきるまで敵に見つからなければ勝ち
・敵プレイヤーを攻撃することは禁止
誤射等は1回は許されるけど、連続で攻撃するとペナルティ
そもそも敵プレイヤーに攻撃してもダメージを与えることはできない
ここで着目してほしいのは赤字の部分です。
侵入する側は相手プレイヤーを倒せません。理由としては、侵入者側が攻撃できてしまっては、侵入された側は何もできなくなってしまうからです。例えば、スナイパーライフル等で遠くから攻撃して相手プレイヤーを倒せてしまっては侵入者側が圧倒的に有利になってしまいゲームとして破綻するからです。
でも当時の僕はこう考えていました。
なんとかルールの抜け穴をついて、侵入先で敵プレイヤーを倒せないかな?って
自分でも歪んでいると思いますが、倒しちゃダメな人をどうしても倒したいと思ってしまいました。オンラインハッキングの勝敗なんてどうでもいいからなんとかして倒したい。イタズラ心に近い感覚です。
作戦実行
倒せない相手を倒す方法を思いつきました。
直接敵を攻撃したらペナルティで負けになってしまう…
じゃあ間接的に攻撃すればいい!
考えた方法は2つ。
1.敵プレイヤーが高い所にいるとき、足元にロケラン当てて爆風で落下死させる。
2.敵プレイヤーに向かって車で猛スピードで突っ込む。
1つめの爆風で高い所から落とすはまんま文字通りの意味です。攻撃を連続で当てたらペナルティ負けしてしまいますが、1回当てる分には警告だけで済みます。その1回で確実に高いところから落とせば相手は自分で落下して死んだ扱いになり、リスポンされます。敵には自分が侵入していることをバラすことになってしまいますが、そんなことどうでもよいのです。だって敵を倒せるんだもの.
だけどこの方法は相手が高い所にいることが条件になるため、敵プレイヤーを高所に誘い出す等ひと手間かかってしまいます。(誘い出す=侵入はバレているため、成功する確率はかなり低くなる)
そこで思いついたのが2つのの方法である猛スピードで車に突っ込む、です。しかし、車で突っ込む行為も敵プレイヤーへの攻撃とみなされるため、ペナルティ行為になります。ダメージ量的にはワンパンで倒せるくらいにはなりますが、ペナルティ攻撃のため敵プレイヤーには全くダメージが入りません。
そこで僕はこう考えました。
無人の車が敵に突っ込んだら?って
無人の車が突っ込んだ場合、それは僕が運転したわけじゃないから僕のせいじゃない。
無人の車に巻き込まれただけだ。
でもどうやってそんなことをするのか?
方法は簡単です。
猛スピードで突っ込んで、敵にぶつかる前に下車すればいい。
アクション映画みたいなね。
ちなみにこの方法で敵プレイヤーを倒すことができました。失敗したら敵に即バレてそのまま倒されてしまいますが、車を当てたら一発でリスポンさせることができます。ちなみに侵入者は敵のリスポン位置がわかるので、リスポン位置が判明したら同じように車で突っ込めば再度リスポンさせることが可能です。相手は最悪の気分でしょうけど。
カメラをハッキングしてるプレイヤーを後ろからドーン!
コインゲームで遊んでいるプレイヤーを後ろからドーン!
こうして僕は勝敗なんてどうでもいいからひたすら倒しちゃいけない敵を倒すことに固執しました。何百人何千人と始末してまわりました。愉快犯ってやつですね。
ちなみにこれやった後にものすごい量のファンメが届きます。今の時代だったら訴えたら数百万くらい貰える感じのノリで大量のファンメが届きました。主に英語で。当時の僕は英語がわからなかったので「Thank you very much!」と返信してましたが、倍くらい長文ファンメが返ってきました。今考えるとただの煽りになってますね。でも罪悪感を感じ始めたので、その後ファンメへの返信は「sry」に統一しました。
この無駄な殺生をしても侵入プレイヤーである僕には何のうま味もないので、シンプルにゲームの勝利ポイントが欲しい人にとってはラッキーな相手だと思ってもらえていたかもしれませんが、相手から絶対気分悪くなりますよね。
ごめんなさい、若気のいたりです。